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口コミに乗りました2

前回は、私がある方の一声で今まで知らなかったメーカーのランニング用GPSウォッチを購入したお話をしました。

大迫選手やキプチョゲ選手などオリンピックアスリートと契約しているcoros(カロス)です。

と言うことで、恐らく真面目な(?)ランナーなら知っていたかもしれないメーカーですが、所謂「なんちゃってランナー」としては初めて聞く名前でした。

このようなガジェットは、何も前情報が無ければ、最初に頼るのがショッピングサイト上の口コミではないでしょうか。

評価の星の数が多いと安心、でも騙されないように少ないコメントもチェックして結局は財布と相談した上で決定!

今回のれいであれば、corosは最初から候補に入っていなかったか、入っていても信用と言う点で結局メジャーどころで決着していたでしょう。

最近、訳あってテレビで頻繁に見ることになったACの告知で「知らない人がつぶやいてるんだよ!(by きめつけデカ)」というのがありますが、まさに知らない人のつぶやきで物事を判断していたということですね。

少ない意見ではバイアスがかかるもののその数が多くなれば「正しい」または「正しく見える」と信じる方が、正しいかどうかを自分で考えるより楽という意識が根底にあると思います。

今回の場合は、買い物の入口で100kmマラソンや長距離トレイルに出場している方から生声でcorosというメーカーの評判を聞くことができました。

「知っている人が目の前でつぶやいているんだよ!」

昔の口コミ(?)はリアルで説得力があるけれど波及効果が小さい。SNSの口コミはネット上で波及効果が大きく数が増えると説得力を持つ。

なのでみなさん当然のごとくSNS始めネット上での情報拡散に力を入れているのですが、「知らない人に発信を委ねている」ことの限界はやはり認識すべきではないでしょうか。

説得力や伝播力の強い昔の口コミを戦略的に利用する手立てだってあるんですけどね。

こういうことを考えるから、ブランドやコミュニケーションって面白い。