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不祥事は当然辛い(前段)

世の中、不祥事と指摘され世の中から非難される事柄がほぼ毎日のように起きています。情報源が文春砲にせよ新聞にせよ、指摘された側の対応は①すぐに認めて謝罪する②事実無根と否定する③よく分からないから調査すると保留する/の3つに分類されることが多いです。そこは芸能界も政治や経済界も同じに見えますね。

今回は「降りかかってきた不祥事とブランド」について考えてみましょう。

まず、最初は指摘された事柄が事実の場合です。

「事実だったら認めて、必要なら謝罪すればいいじゃん!」と思う人がほとんどです。

でも、「事実かどうかは分からない」段階だとすると、当事者は否定することもあるかもしれません。「どうせ真実は分かりようが無いから否定して逃げ切ろう」と嘘をつく場合です。一方「本当に不祥事が無かった」いわゆる捏造や誤解に対して正面から否定する場合も考えられます。(もしかしたら「やっちゃったかも、、、」と自信がなくて保留と言うこともありますが、それは相当間抜けです。)

ここから話が分岐してゆくので、「指摘された事柄が事実の場合」をA、「指摘された事柄が事実でない場合」をB、「指摘された事柄の事実が分からない場合」をCとして①~③の対応がブランドにどう影響するのか考えてみたいと思います。

ABC×①②③=9通りです。

不祥事が降りかかることは当然やっかいですが、放置して良いことは何一つとしてありません。

「他人の不幸は飯ウマ」なんて思っていると自分が当事者になって慌てることになります。

どの方法をチョイスするかこそが、当事者のブランド管理能力が測れるポイントでもありますね。

この後、事例も上げながら考えてゆきましょう。(今回はここまで)