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不祥事は当然辛い(事実だった編1)

前回、不祥事または不祥事を疑われる事柄が明らかになった際のパターンを9つ分けてみましたが、今回はその内の

A:事実だった &(①認めて必要に応じて謝罪 or ②否定して逃げ切り or ③時間稼ぎ)のパターンがブランドにどのような影響を及ぼすか考えてみます。

一般的には、①が正しい、②は間違い、③も限りなく間違い、という意見だと思います。

でも実際には②や③も多いような気がしますね。

人は弱いものだから、、、と弁護するつもりはありません。しかし現実には、背負うものが大きかったりプライドが高かったりすると何とかその場を切り抜けようと虚偽や時間稼ぎに走ってしまうことは容易に想像がつきます。

ましてや、政党や企業団体などの集団となると、多くの人たちの思惑が絡まって冷静な普段とは異なる答えが出てしまう。

誰の目にも分かる証拠があれば通用しませんが、出所が分からない情報であれば「推定無罪」で押し切れると思ってしまうこともあるかもしれません。

それでも、②と③は悪手であることに違いはありません。

もし、それで押し通せたとしても、恐らく同じようなことが起こります。次も逃げ切れるか?そんなことを思いながら過ごす日々は不幸な時間です。

①の「認めて謝罪」にしても謝れば済む問題ではなく、しっかりした補償と原因の特定と改革の宣言とその後継続して「反省し変わった」という事実を伝えて謝罪や反省を「信じてもらう」プロセスが必要です。

 

実はそんな例が日本にもありました。不幸な製品事故ではありましたが、それをすぐに認め対応したお話です。

(それは次回に)